張本智和 早田ひな組が全日本初優勝 世界選手権銀メダルコンビ「耐えて耐えてつかんだ勝利」

 「卓球・全日本選手権」(27日、東京体育館)

 混合ダブルス決勝が行われ、世界選手権銀メダルの張本智和(木下グループ)早田ひな(日本生命)組が、吉村真晴(愛知ダイハツ)鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ)組を3-1で下し、初優勝した。ジュニア女子は、木原美悠(エリートアカデミー)が初制覇し、同男子は吉山僚一(愛工大名電高)が2年ぶり2度目の頂点。一般シングルスは4回戦でスーパーシード選手が登場し、男子は張本、丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田らが5回戦に進んだ。

 張本智と早田は、うなずくようにハイタッチし優勝をかみしめた。世界選手権銀メダルペアとして臨んだが、初戦から苦戦の連続でストレート勝ちは一度もなし。それでもきっちり勝ち切り、頂点にたどり着いた。張本智が「本当に苦しかった。耐えて耐えてつかんだ勝利」と実感を込めれば、早田は「全日本でも勝てて良かった」と胸をなで下ろした。

 昨年の東京五輪で、水谷&伊藤が日本勢初の金メダルに輝いた混合ダブルス。水谷の引退により、パリ五輪代表争いは不透明だ。“はりひな”としての今後は白紙の状況ながら、世界選手権2位に続く日本一で大きくアピール。張本智は「次の国際大会も組んで中国を倒して、世界一になりたい」とペア継続に意欲を示した。

 ともに3冠に向けてまず1冠を取った。ジュニアも含め、全日本の全タイトルを獲得した張本智は、今大会残り2種目での王座奪還に向けて「あとは体力勝負。しっかり食べて、寝て最終日までもつように体のケアをしたい」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス