JOC山下泰裕会長「人と人をつなぐ」 コロナ禍で開催の北京五輪、結団式でエール

 北京冬季オリンピックの日本選手団の結団式であいさつする山下会長(代表撮影)
 北京冬季オリンピックの日本選手団の結団式で、秋篠宮さまご夫妻が見守る中、団旗を伊東団長(左)から受け取る郷亜里砂旗手(左から2人目)。同3人目は高木美帆主将(代表撮影)
 北京冬季オリンピックの日本選手団の結団式であいさつされる秋篠宮さま(代表撮影)
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 2月4日に開幕する北京五輪の結団式が29日、都内で行われた。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は「己と仲間を信じて精いっぱい戦っていただきたい」と、選手にエールを送った。

 新型コロナ禍で昨夏の東京五輪から約半年での開催となった北京五輪。山下会長は「東京2020大会は私たちに多くのことを感じさせてくれました」と切り出した。「スポーツは社会の一部である、平和で安心して暮らせる社会でこそその役割を果たせること、社会が動き始める中で、スポーツが人々にとって希望の光となりえること、アスリートが誰かの勇気になれること。この純粋で大きな価値に改めて気付かされました」と話した。

 続けて、「コロナ禍で分断された世界で、スポーツは人と人をつなぎます。東京2020大会に臨んだ多くの選手たちはそれを強く実感し、体現してくれました」と振り返った。「北京大会に挑む選手たちには、東京大会で躍動したアスリートの思いをつなぎ、自らが全力で競技に取り組む姿勢を通して、多くの方々に勇気、希望、感動を届けてくれることを期待しております」とまとめた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、結団式の日本選手団の出席者は伊東秀仁団長、原田雅彦総監督、スピードスケートで日本選手団主将の高木美帆(日体大職)、同競技で旗手の郷亜里砂(イヨテツク)の4人のみとなった。

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