女子シングルス、バーティが全豪初制覇 「ベストなプレーができた」44年ぶり地元選手優勝
「テニス・全豪オープン」(29日、メルボルン)
女子シングルス決勝で世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(25)=オーストラリア=が世界30位のダニエル・コリンズ(米国)に6-3、7-6で大会初制覇し、四大大会通算3勝目。全7試合でストレート勝ちし、1978年のクリス・オニール以来のオーストラリア選手の地元優勝を果たした。
最後はフォアハンドのパッシングショットで決めた。両拳を握ったバーティは絶叫して歓喜。地元勢による全豪制覇は44年ぶり。待ちに待った観衆の大歓声と拍手を浴び「夢が実現した瞬間。地元のみなさんと喜びを分かち合えることをうれしく思う」と感無量の表情を浮かべた。
自身を研究してきたコリンズに、得意のバックハンドのスライスを返された。第2セットは第2、第6ゲームでブレークを許し、1-5の劣勢。ここで女王の底力を発揮した。
バックのスライスにこだわらず、回り込んで強烈なフォアハンドを打ち込み第7、9ゲームでブレークしてタイブレークに持ち込んだ。全試合ストレート勝ちと圧倒的な強さで頂点に立ち「ベストなプレーができた」と笑顔で優勝杯を掲げた。