新婚・稲垣啓太「本当に幸せ」 埼玉残り1分から逆転勝ち
「ラグビー・リーグワン、神戸37-41埼玉」(29日、神戸ユニバー記念競技場)
A組は埼玉が神戸に41-37で逆転勝ちし、2勝目を挙げた。試合終了直前にラインアウトから密集を押し込み、決勝トライ(ゴール)を奪った。東京ベイは東葛を59-26で下し、不戦勝を含め3勝1敗。B組はトヨタがBL東京を33-23で下した。トヨタは実質的な初戦だった第2節は敗れ、2試合は新型コロナの影響で不戦勝。30日に予定されていた横浜-浦安は、浦安の5選手が新型コロナの陽性と判定された影響で中止が決まった。
埼玉の日本代表プロップ稲垣は、26日にモデルの新井貴子さんとの結婚を発表後、最初の試合を白星で飾った。公私に充実し「これから、より頑張らないといけないなと改めて思った」と言葉に実感を込めた。
チームは後半残り14分で15点を追う劣勢をはね返し、試合終了間際のトライで逆転勝ち。34-37の残り約1分。敵陣22メートルライン付近での相手反則で得たチャンスでラインアウトを選択し、モールを組んでインゴールになだれ込んだ。
自国開催だった2019年W杯で日本の8強入りに貢献した稲垣は試合後、敵地神戸のファンからも多くの拍手を浴びた。「こうやって、たくさんの方が言葉をかけてくれて本当に幸せ」と感謝しきりだった。