金メダル最有力候補のワリエワが圧巻の舞い ザギトワの前で4回転など連発
北京五輪に出場するフィギュアスケート女子のロシアオリンピック委員会(ROC)代表が2日、試合会場となる首都体育館のメーンリンクで初練習を行った。今季異次元の世界最高得点を連発している金メダル最有力候補のカミラ・ワリエワ(15)も登場。世界女王のシェルバコワ、4回転ルッツの使い手、トルソワと“ロシア3人娘”で氷の感触を確かめた。
会場にはロシアの取材陣の一員として訪れている、同門で18年平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(19)も見守る中、フリー「ボレロ」の曲を掛けた練習では、冒頭の4回転サルコー、トリプルアクセル、4回転-3回転の連続ジャンプなどを成功。ジャンプの軸が曲がる場面もあったが、曲掛け練習後も次々と4回転ジャンプを決め、ポテンシャルの高さをまざまざとみせつけた。
圧倒的な強さでライバルたちの心を折ることから、ついた異名は「絶望」。おどろおどろしい異名と真逆のキュートな笑顔がまぶしい15歳の五輪デビューはもう間もなくだ。