現役復帰表明の大迫傑氏がユーチューブに動画投稿 28年ロス五輪を「狙える努力、準備していけたら」
昨年の東京五輪男子マラソン代表で、7日に現役復帰を表明した大迫傑氏(30)が8日、自身のユーチューブチャンネルを更新した。「復帰への想い」のタイトルで動画を投稿。現役復帰を表明するに至った経緯を語った。東京五輪を最後に引退していた。
「全部出し切って、全てをかけてゴールした。そこに偽りはない。結果として長期休養した感じになってしまったが、完璧に戻ることを考えずに心身共に休んだ結果、新たなものが築けた」と心境を告白。その上で「やっぱり一番は走ることが好き。パリは期間が短いが、その後のロスを狙えるような努力、準備をしていけたら」と28年ロサンゼルス五輪の出場を目標に定めた。復帰レースについて言及はしなかった。
前日7日にも、自身のインスタグラムなどで、現役復帰を表明しており「今はただ、またレースを走ってみたいって思ってる。走り終えたけど、また走りはじめたい」などとつづっていた。関係者によると、近日中に記者会見を行う予定。
長野・佐久長聖高、早大を経て、米国を拠点に「プロ」として活動を続けた大迫さんは16年リオ五輪にトラックで出場。マラソン転向後は18年のシカゴ、20年の東京で日本記録を2度更新した。