「ＮＦＬスーパーボウル、ラムズ２３－２０ベンガルズ」（１３日、イングルウッド）

　ラムズ（ＮＦＣ西地区１位）がベンガルズ（ＡＦＣ北地区１位）を破って２２年ぶり２度目の優勝を果たした。米国で最も大きなスポーツイベントの１つ。冒頭の開幕宣言はＷＷＥのスーパースター（プロレスラー）“ロック様”こと俳優のドウェイン・ジョンソンが行った。

　両チームの選手がフィールドに現れ、キックオフを待つ場面。ジョンソンが現れカメラが寄った。ジョンソンが片方の眉を上げる「ピープルズアイブロウ」を披露すると、ＳｏＦｉスタジアムの観客から大歓声が起こった。

　「Ｆｉｎａｌｙ，Ｔｈｅ　Ｓｕｐｅｒ　Ｂｏｗｌ　ｈａｓ　ｃｏｍｅ　ｂａｃｋ　ｔｏ　ＬｏｓＡｎｇｅｌｓ！」（ついに、スーパーボウルがロサンゼルスに帰ってきたぞ）

　自身の定番フレーズをスーパーボウルに置き換えての宣言は完全にプロレスラーのマイクパフォーマンス。ラムズ、ベンガルズの順にチームを紹介し、熱狂の中で開幕を宣言した。

　ジョンソンはマイアミ大学時代にアメリカンフットボール選手として活躍しており、スーパーボウルを夢見た１人だった。日本時間の１４日早朝にはインスタグラムでＳｏＦｉスタジアムに向かう画像をアップ。「わたしの最大の夢はＮＦＬでプレーしてスーパーボウルに勝利することでした」とコメントした。さらに「フットボールの夢はうまくいきませんでしたが、何年もたって少しだけ実現しました。はるかに大きく、影響力のある形で」とフィールドに立った喜びをつづった。