競泳・渡辺一平が代表選考会を棄権 左脚を負傷「合宿中の不注意」世界水泳は絶望的
競泳男子200メートル平泳ぎ元世界記録保持者の渡辺一平(24)=トヨタ自動車=が18日、自身のインスタグラムを更新。左脚のけがを理由に、3月の国際大会代表選考会(東京辰巳国際水泳場)を棄権すると発表した。これで今年の世界選手権(6~7月、ブダペスト)出場は絶望的となった。
渡辺はテキスト画像を投稿し、19日開幕のコナミオープン(辰巳)と、来月の代表選考会を欠場することを発表。「理由としては、合宿中僕自身の不注意により、左脛骨(けいこつ)骨挫傷、左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷のけがをしてしまったためです」と説明した。
渡辺は17年1月、200メートル平泳ぎで当時世界新記録となる2分6秒67をマーク。17、19年世界選手権同種目で2大会連続銅メダルを獲得したが、21年代表選考会でライバルに敗れ、東京五輪出場はならなかった。
再出発の今年は、1月に佐賀市内での合宿中に新型コロナウイルスに感染。今年初戦の予定だった大会を棄権していた。
投稿の最後に、「応援してくださっている皆さまに対して非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今は治療に専念し、また皆さんの前でいい泳ぎをお見せできるよう努力していきます」とつづった。