川内優輝、マラソン転戦も観光自粛で“無味”「本来ならおいしい物ついてくるが」
「大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会」(27日、大阪府庁前~大阪城公園前)
エリート男子の招待選手の記者会見が25日、オンラインで行われた。昨年のびわ湖毎日で自己ベストの2時間7分27秒をマークした川内優輝(34)=あいおいニッセイ同和損保=は「ここ2カ月いい練習ができて、思う通りの調整ができている。(統合前の)大阪マラソン、びわ湖毎日マラソンのどちらも4位が最高だったのでそれを上回りたい。記録よりもメダルを目標にやっていく」と意気込みを語った。
新型コロナウイルス感染拡大下での開催とあって、約2万人の一般ランナーの参加はかなわなくなった。川内は「難しい状況の中で大会を開催していただきありがとうございます」と感謝しつつ、「東京マラソンのような都市型レースをイメージしてワクワクしていたが、(一般参加中止は)今の情勢で難しい判断。その中でエリート部門だけ走るので、複雑な思い」と率直な思いを明かした。
また、毎月のように全国のマラソンを走ることで知られる川内だが、「私は旅行とマラソンが好きで、本来ならマラソンを走ったら(その土地を)観光しておいしいものがついてくるが、今は(コロナ禍で世間の)厳しい目があるのでマラソンに集中する」と“無味”な競技生活に苦笑い。
趣味を自粛していることを明かしたが、一方で3月27日のなにわ淀川マラソンにゲストランナーで参加を予定しており、「その時は観光もできればいい」と状況好転を祈っていた。