IJF、ロシア非難避け平和願う プーチン氏が名誉会長
ウクライナに侵攻するロシアのプーチン大統領が名誉会長を務める国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長は25日、「現在の国際情勢に悲しみを覚える。柔道ファミリーは東欧と世界が正常と安定を取り戻すことを希望する」との声明を出した。ロシアへの直接的な非難は避けつつ、平和への願いを示した形だ。
国際オリンピック委員会(IOC)や他の国際競技連盟(IF)が侵攻を非難するなどロシアに厳しい姿勢を強める中、プーチン氏と近いIJFは難しい立場に置かれている。IJFは5月20~22日にロシアのカザンで予定していたグランドスラム・カザン大会を中止すると発表した。(共同)