小林陵侑 五輪後再開初戦は7位 W杯欠場の沙羅に「飛びたくない時は出なくていい」

 「W杯ノルディックスキー・ジャンプ男子」(25日、ラハティ)

 北京五輪の個人2種目で金、銀のメダルに輝いた小林陵侑(25)=土屋ホーム=は122メートル、127・5メートルの合計261・2点で7位だった。シュテファン・クラフト(オーストリア)が283・1点で五輪後初のW杯を制し、今季2勝目、通算23勝目を挙げた。

 降りしきる雪の中で争われたW杯の再開初戦。小林陵は不安定な風にも悩まされ、W杯では14戦ぶりにトップ5を外した。1回目はK点(116メートル)を6メートル上回って8位。2回目はヒルサイズまで2・5メートルに迫ったが、順位を一つ上げるにとどまった。ただ、五輪後初の飛躍だったこともあり「風もばらばら。ちょっと難しかった」と淡々と振り返った。

 24日、ツイッターに「疲れたら休む! 自分の人生だもの」と記した。五輪混合団体で失格となった女子の高梨沙羅(クラレ)が25~27日のW杯欠場を決めたことを受けたもので「疲れて飛びたくない時は出なくていいと思う」と同じ25歳の仲間を思いやった。

 個人総合争いでは12点差の2位。「(3月後半の)フライングヒルで決着するんじゃないか。ぶっ飛んでいきたい」と逆転優勝に意欲をたぎらせた。

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