ジョコビッチ 全仏出場可能な見通し 仏政府の接種証明義務撤廃で 英報道
テニス男子のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が四大大会の1つ、全仏オープン(5月開幕)に出場できる見通しが高まった。
英BBCなどはフランス政府が3日にスタジアムや飲食店に入る際のワクチン接種証明書の提示義務を14日に廃止すると発表したことを受け、ジョコビッチについて「全仏でタイトルを守ることができる可能性が高い」と、報じた。ワクチン未接種とされるジョコビッチは、1月の全豪オープンでは厳格な感染対策をしいていた豪州への入国を巡り、法廷闘争となり、国外退去を命じられた。全仏も接種証明提示義務があったことから、一時は出場は厳しいとみられていた。
ジョコビッチ自身も海外メディアの取材に「接種が必要ならば、グランドスラムに出場はしない」と話していたが、今回の廃止で出場できる可能性が大きく高まった。
ジョコビッチは2月28日付けの最新世界ランキングで通算歴代最多となる361週君臨してきた1位から陥落し、2位に後退した。