東京銀の本多灯が貫録Vも自己ベストならず「バテちゃった」2位寺田拓未は初代表
「競泳・国際大会日本代表選手選考会」(4日、東京辰巳国際水泳場)
男子200メートルバタフライ決勝が行われ、東京五輪銀メダリストの本多灯(20)=アリーナつきみ野SC=が1分54秒04で、貫録の優勝を飾った。本多は日本水連の規定により、決勝を泳ぎ終えた時点で世界選手権(6月、ブダペスト)代表に内定した。2位の寺田拓未(24)=ミキハウス=は1分55秒21で、1分55秒69の参加標準記録を突破し、悲願の世界選手権代表に内定した。
メダリストの威厳を示した本多は「本当に内定できてうれしいけど、ベストタイム、53秒台にも届かずに残念。ずっと課題だった前半頑張って、最後の50メートルを爆発させるつもりだったが、ちょっとバテちゃったかなと。反省する点が見つかった。まだまだ前半も遅いし、最後の50も上がりきらなかった。一から見直して、52秒台に近づけるようにがんばりたい」と、勝った中でも反省。世界選手権に向けて「東京五輪では銀メダルを取れたので、どん欲に金メダル狙えるように、6月までに0・1秒でも上げて、必ず表彰台に上がります」と、誓った。