池江璃花子ヒヤリ 100mバタでぎりぎり8位通過 世界選手権個人切符獲得なるか

 女子100mバタフライ予選を8位で通過した池江(撮影・伊藤笙子)
 女子100mバタフライ予選を8位で通過した池江(撮影・伊藤笙子)
 女子100mバタフライ予選を終え、プールに一礼する池江(撮影・伊藤笙子)
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 「競泳・国際大会日本代表選手選考会」(5日、東京辰巳国際水泳場)

 女子100メートルバタフライ予選が行われ、東京五輪代表の池江璃花子(21)=ルネサンス=が59秒59の全体8位で通過した。

 前半からスピードに乗れず、どんどん失速。持ち前の大きい泳ぎも発揮できなかった。全体1位からは1秒以上遅れたゴールで、決勝進出ラインぎりぎりだった。

 5年ぶりの個人種目での世界選手権出場を目指している池江だったが、2日の大本命種目、50メートルバタフライでは、派遣標準記録に0・12足りず2位。さらに、4日の同100メートル自由形では優勝したものの、派遣選考記録に0秒06届かず号泣。試合後は「この1年間頑張ってきたのになんでだろう。ここまでくるとよく分からない」と語っていた。

 決勝は午後に行われる。100メートルバタフライの派遣標準記録は57秒79。池江は21年4月の日本選手権で、白血病から復帰後最速の57秒77をマークしている。世界選手権の個人切符獲得に向け、ラストチャンスをつかむ。

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