難波実夢が自由形4冠 世界選手権は4種目内定も「世界では戦えないので強化したい」

 派遣標準記録を突破した難波実夢(撮影・伊藤笙子)
 派遣標準記録を突破し、優勝した難波実夢(撮影・伊藤笙子)
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 「競泳・国際大会日本代表選手選考会」(5日、東京辰巳国際水泳場)

 女子1500メートル自由形決勝が行われ、東京五輪代表の難波実夢(19)=JSS=が16分12秒97で優勝した。200、400、800メートルに続く自由形4冠を達成。16分15秒12の派遣標準記録を突破し、400メートル、800メートル、800メートルリレーに続く、世界選手権(6月18~25日、ブダペスト)4種目目の内定を決めた。

 前半から積極的にレースを引っ張り、崩れることなく首位を泳ぎ続けた。気がつけば2位とは約17秒差。自己ベストを3秒も更新する圧巻のレースだった。「自己ベストで派遣切ることが目標だったのでうれしい」と満足げ。4冠達成について問われると「4冠できるとは思っていなかった。でも、世界では戦えないのでもっと強化していきたい」とすでに先を見据えた。

 4種目の内定が決まった世界選手権に向け「個人では五輪のリベンジ。リレーは初めてなので、楽しみたい」と笑顔で話した。

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