森井大輝 日本人初5大会連続メダル 滑降・男子座位で銅メダル
「北京パラリンピック・アルペンスキー・男子滑降座位」(5日、国家アルペンスキーセンター)
滑降の男子座位で森井大輝(41)=トヨタ自動車=が1分18秒29で銅メダルに輝き、5大会連続のメダルを獲得した。女子座位では日本選手団主将の村岡桃佳(25)=トヨタ自動車=が1分29秒77をマークし、日本選手団の今大会メダル第1号となる金メダルを獲得した。
森井はセレモニーで銅メダルを誇らしげに見つめた。滑走時の目線に合わせた映像を何度も確認し、目をつぶっても景色が浮かぶまで徹底。空気抵抗を減らす姿勢で0・1秒を稼いだ。20年も出続け、冬季大会では日本人初の5大会連続メダル。通算6個目のメダルに「自分の滑りができれば、もう二つくらい高い順位のメダルが取れるんじゃないか」と、残り4種目で手にしていない金メダルに意欲をのぞかせた。
◇森井大輝(もりい・たいき)1980年7月9日、東京都出身。6大会連続で出場し、滑降は10年バンクーバー大会と18年平昌大会で銀メダル。06年トリノ大会の大回転、14年ソチ大会のスーパー大回転でも銀。バンクーバーはスーパー大回転で銅を獲得した。