高梨沙羅「すごく幸せ」な4位 混合団体・北京と同順位も晴れやか「いい経験」

 「ノルディックスキージャンプ・W杯・混合団体」(4日、オスロ)

 高梨沙羅(25)=クラレ、佐藤幸椰(26)=雪印メグミルク、伊藤有希(27)、小林陵侑(25)=ともに土屋ホーム=で臨んだ日本は合計847・5点で4位だった。1回目を終えて2位につけたが、2回目で順位を下げた。男女2人ずつが飛んで競う新種目として実施された北京五輪では、高梨がスーツの規定違反で失格となって4位だった。五輪金メダルのスロベニアが942・9点で優勝した。

 失格となって涙に暮れた五輪から約1カ月、高梨が因縁の混合団体に再び臨んだ。五輪と同じ4位に終わったが「ここに戻ってくることは想像できなかったが、チームの皆さんに助けられて、今この場所に立てていることがすごく幸せ」と実感を込めた。

 1回目の123メートルで勢いをつけた。2回目はK点に1・5メートル届かなかったが、表彰台を狙える位置をキープ。1番手としては優勝したスロベニアのボガタイに次ぐ高得点をマークした。

 W杯の個人戦で復帰を果たしたが「ミックス(混合団体)に出ることにすごく不安もあった」と明かす。「この試合に出ること自体が幸せなこと。今後のジャンプ人生においても、すごくいい経験をさせてもらえた」。結果以上に大きな収穫をつかんだ。

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