胸に「Z」露体操選手が軍支持象徴をユニホームに付け波紋 ウクライナ選手の横で
ロシアによるウクライナ侵攻がスポーツ界にも大きな影響を与えている中、体操のドーハW杯に出場したロシア体操連盟(RGF)のイワン・クリアクが胸にロシア軍を象徴する「Z」マークをつけたユニホームを着用し、波紋が広がっている。種目別平行棒に出場した同選手は14・533点をマークし、3位となった。優勝したのはウクライナのイリア・コフトゥンだった。
2人が並んだ表彰式。大会ホームページにアップされた写真では、クリアクの胸にはテープで作ったような「Z」の文字が。五輪専門メディアの「インサイド・ゲームズ」は「ウクライナでの戦争を想起させる政治的シンボルで論争を起こした」と、報じた。「Z」の文字はウクライナ侵攻を行うロシア軍の軍用車両に使われている。
ネット上では批判が強まっており「恐ろしい写真だ」「こんなの受け入れられない。すべてのロシアのアスリートは除外されなければならない」との声が上がっている。
国際体操連盟は3月7日からロシアとベラルーシの選手を国際大会出場から除外することを決定している。