鈴木健吾が涙の快走 日本記録更新はならずも歴代2位好タイム「乗り越えられた」

 男子マラソン、日本勢トップの4位でゴールする鈴木(代表撮影)
 シュラ・キタタ(右)と競り合う鈴木健吾(代表撮影)
 20キロ付近を通過する鈴木健吾(左)=東京・蔵前橋(代表撮影)
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 「東京マラソン2021」(6日、東京都庁~東京駅前)

 日本記録保持者の鈴木健吾(26)=富士通=が、2時間5分28秒で日本人トップの4位に入った。

 鈴木は世界記録ペースを刻むキプチョゲらの先頭集団にはつかず、第2集団でレースを進めた。25キロでペースメーカーがいなくなる展開となったが、力強い走りを続け、昨年2月のびわ湖毎日マラソンでマークした2時間4分56秒に次ぐ日本歴代2位のタイムを残した。昨年12月に結婚した東京五輪女子代表の一山麻緒との夫婦出場となったレースで快走をみせた。

 テレビインタビューでは、日本記録保持者としての重圧を告白。「日本記録出してから1年間、とても苦しかったんですけど、それを乗り越えられたかなと思います」と、涙を浮かべた。「今回は状態もあまりよくなかったので。本当は前でチャレンジしたかったが、日本人トップで世界選手権代表になることを一番に考えてやりました。世界選手権に向けて準備して、チャレンジしていきたい」と、前を向いた。

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