高梨沙羅3位 ノルディック聖地で好飛躍「すごい特別な場所」
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子」(5日、オスロ)
高梨沙羅(25)=クラレ=が合計237・7点で3位に入った。今季3度目、通算112度目の表彰台。1回目に124メートルを飛んで3位につけ、2回目も125・5メートルをマークして順位を守った。22歳のシリエ・オプセト(ノルウェー)が129メートル、131・5メートルの249・7点でW杯初優勝を飾った。
オスロ・ホルメンコーレンのジャンプ台はノルディックスキーの聖地とも呼ばれる。高梨は「私にとって、すごく特別な場所」でK点(120メートル)を大きく越える飛躍を2回そろえ、W杯に復帰して優勝した2日の第14戦以来、個人で2戦ぶりに表彰台に返り咲いた。飛躍後は笑みをこぼし「いい感じのまとまりがあった」と声を弾ませた。
五輪の失意からW杯に復帰してまだ4日ながら、個人3戦で表彰台に2度立ち、安定した成績を残している。週末のオスロには多くの観客が集まり、温かい声援を浴びた。「こういう中で飛ぶことは幸せ。奮い立つものがある」と感謝。オスロで表彰台に立ったのは5季ぶりだった。