中部電力 ロコに続く!北京五輪「銀」に刺激 北沢「メダル目指す」

 カーリング日本代表として女子世界選手権(19日開幕、カナダ・プリンスジョージ)に出場する中部電力が8日、オンラインで報道陣の取材に応じた。2月の北京五輪で女子日本代表として銀メダルを獲得したロコ・ソラーレの活躍を受け、スキップの北沢育恵(25)が「自分もメダルを」と意気込んだ。昨年12月に行われた、北京五輪切符を懸けた世界最終予選と世界選手権日本代表選考会の時期が重なっていたため、ロコ・ソラーレは今大会には出場しない。

 ロコ・ソラーレに続く活躍で、日本カーリング界を盛り上げる。女子世界選手権日本代表の中部電力は、スキップの北沢が「前回(の19年大会)は4位で終わってしまったので、今回はメダルを目指したい」と決意表明。新型コロナ禍で久々の国際大会に目を輝かせた。

 2月の北京五輪では、日本女子代表としてロコ・ソラーレが日本カーリング史上最高成績となる銀メダルを獲得。日本中が盛り上がった感動の大会に、北沢も「本当にすごい。自分もそういった大会でメダルを獲れるようになりたい」と刺激を受けたという。

 北沢は「結果を出すことは注目される一つ」と、カーリング界を担う者としての責任感をにじませた。リザーブの松村も「五輪を見ていて思うのは、勝っても負けても一生懸命に取り組む姿は視聴者の方にも届く。カーリングを見られている方は面白い試合を臨んでいると思う。内容もしっかりしていけば、『4年ごとのカーリング』って言われますけど、1年ずつ楽しんでいただけるんじゃないか」と、充実した試合で盛り上げたいという。

 「全員で作戦を考えて全員でプレーする」という中部電力は、大会中にポジションを交代することも多く、世界選手権でもリザーブの松村が試合に出場予定だ。松村は「大会は10試合以上1週間の中で戦うのでへろへろになる。メンタル的にも厳しいが、それを笑顔で乗り切るのがロコ・ソラーレさん。私たちは私たちなりに、氷の上と外のオンオフの切り替えとかで試合ごとにチャレンジしていければ」と、五輪銀メダルチームにも負けないプレーを誓った。

 ◆中部電力 創部は2009年。「世界で戦えるカーリングチーム」を目指してスタートした。11年に日本選手権で初優勝すると、14年まで4連覇。17年、19年大会も優勝している。世界選手権は13年に7位、19年に4位。軽井沢を拠点に練習を行い、チームのモットーは「良きカーラーであると同時に良き社会人であること」。

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