明生 5場所ぶり平幕も巻き返す「横綱大関を倒して盛り上げられたら」
大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)に5場所ぶりに平幕で臨む明生(立浪)が9日、大阪市内の部屋宿舎で稽古後、報道陣の電話取材に応じ、巻き返しを期す心境を語った。
腰の痛みを抱えながら小結として臨んだ初場所は5勝10敗。4場所守った三役の座を手放すことになった。それでも、照ノ富士、貴景勝、正代の1横綱2大関に勝利。「自分の体のことも学べたのはあるし、横綱大関に勝つことができた。そこは全部収穫かな」と振り返る。
初場所後は新型コロナウイルスに感染。2日ほど39度台の熱が出たが「そこまでしんどくはなかった。腰もケガをしてそれを治そうという時期だったので、ゆっくり休もうという意識でした」と休養期間として活用した。
現在の腰の状態は「先場所よりは全然いい」と説明。「また一歩ずつ上を目指して、やっぱり横綱大関を倒して盛り上げられたら」と逆襲への意欲をにじませた。