阿部一二三VS丸山城志郎 死闘繰り広げた“因縁”の顔合わせ 1年4カ月ぶりに実現か

 全日本柔道連盟は9日、全日本選抜体重別選手権(4月2、3日・福岡国際センター)の出場選手と組み合わせを発表した。世界選手権(10月、タシケント)、アジア大会(9月、杭州)などの代表選考会を兼ね、各階級8人が出場。東京五輪代表も実戦復帰し、男子は金メダルの大野将平(旭化成)、ウルフ・アロン(了徳寺大職)ら7人全員、女子は阿部詩(日体大)ら5人がエントリーした。

 “因縁”の顔合わせが1年4カ月ぶりに実現する可能性もある。男子66キロ級で五輪王者の阿部一二三(パーク24)、世界王者の丸山城志郎(ミキハウス)がそろって出場し、互いに2試合勝てば決勝で激突。20年12月の五輪代表決定戦では24分に及ぶ死闘を繰り広げただけに、再戦に注目が集まる。

 パリ五輪に向けた代表選考のスタート。各階級で五輪王者、世界王者らが一堂に会する豪華陣容で、男子100キロ超級の斉藤立(20)=国士舘大=ら若手の台頭にも期待だ。男子の鈴木桂治監督は「下から上の(選手の)ケツをたたく選手が出てきてほしい」とハッパ。金野潤強化委員長は「東京五輪組がパリに向けた足がかりにするのか、他の選手が止めるのか。紙一重の戦いを誰が制するのか、注目したい」と期待を込めた。

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