北京冬季五輪で初めて準々決勝へ進んだアイスホッケー女子日本代表で、現役を退くFW久保英恵が11日、東京都内で勤務先の太陽生命の慰労式に出席し「最後の五輪だったが、あっという間に終わった。3度も出場できたことはすごく幸せなことで誇りに思う」と35年の競技人生を笑顔で振り返った。
長く低迷した日本の女子代表選手は、2013年にソチ五輪の出場を決めたことをきっかけに次々と就職先が決まった。アルバイトをしていた久保も同年入社。生活が安定し、39歳まで第一線で戦うことができた。「環境を整えてくれた会社のおかげでアイスホッケーに打ち込めた」と改めて感謝した。