小林陵侑13位 不調立て直せず 個人総合トップ死守へ切り替え
「ノルディックスキージャンプ・男子フライング世界選手権」(12日、ビケルスン)
個人の後半2回が行われ、北京五輪で金銀のメダル2個を獲得した小林陵侑(25)=土屋ホーム=は737・9点で13位だった。3回目が195・5メートル、4回目が218・5メートルにとどまり、前半の10位から順位を下げた。佐藤幸椰(雪印メグミルク)は合計764・2点で9位。前半首位のマリウス・リンビク(ノルウェー)が230メートル、224・5メートルを飛び、854・2点で初優勝した。
小林陵は予選、前半の不調から立て直せなかった。13位に終わり「楽しみにしていた大会だったが、しょうがない」と自らに言い聞かせた。
前半10位と出遅れて臨んだ3回目はK点の手前で落ちた。4回目は23メートル伸ばしたが「ジャンプは波がある競技なので、こういうことも視野に入れていた」と結果を受け止めた。
W杯の残り4戦は、同じ200メートル級の飛躍で争うフライングヒルが舞台。個人総合トップを守るためにも、立て直しが急務だ。「こういう時にどうやってまた(本調子に)戻るかが大事。明日(団体で)いいジャンプができたらW杯につながる」と必死に気持ちを切り替えた。