斉藤立 ケガから復調V ポテンシャル発揮で一本勝ち パリ五輪代表争いへ弾み付ける

 「柔道・東京都選手権」(13日、東京武道館)

 体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)の東京都予選を兼ねて行われ、故斉藤仁氏の次男、斉藤立(たつる、20)=国士舘大=が初優勝した。昨年11月から左膝のけがに苦しみ、本格的な練習再開は約3週間前だったが、復調気配。4月から本格化するパリ五輪代表争いへ弾みを付けた。

 「プレッシャーを感じていた。負けられない戦いが続くので硬かった」と言うように序盤は攻めあぐねる場面もあった。ただ、全日本出場権が懸かった4回戦は香川大吾(ASLOK)を出足払いで退け、決勝は松村颯祐(東海大)に足車で一本勝ちするなど、ポテンシャルを発揮した。

 8日に二十歳の誕生日を迎え、「成人という自覚を持ちたい。より一層、これからが勝負と思うようになった」と決意を込めた大器。まずは世界選手権(10月、タシケント)の初代表を目指し、全日本選抜体重別選手権(4月2~3日・福岡)、全日本選手権と“試練の2連戦”となるが、「負けることは考えていない。どのようにして勝っていくか」と言い聞かせた。

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