宇野は世界歴代3位の109・63点 チェン、羽生に次ぐ フィギュア世界選手権
「フィギュアスケート・世界選手権」(24日、モンペリエ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、北京五輪銅メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)は、チェン、羽生に次ぐ歴代3位で、自己ベストを大きく更新する109・63点だった。
冒頭の4回転フリップをはじめ、全てのジャンプで3点を超える高い加点を獲得。スピン、ステップなども含めて減点が1つもない、完璧な「オーボエ協奏曲」を披露した。演技を終えると、飛び跳ねてガッツポーズ。笑顔で手を振りながらリンクを後にした。
演技後は「練習通りのSPができたと思います」と宇野。「練習での力を試合で発揮するのはとても難しいことだと思っているので、あまり高望みはしていませんでしたけれど、いざ練習通りの演技が出来たことに今はすごくうれしく思います」と振り返った。
これまでの自己ベストは北京五輪SPでマークした105・90点だった。世界選手権は6度目の出場で、17、18年の銀メダリストでもある。平昌五輪は銀メダル。2月の北京五輪でも2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した。