タラソワ氏 ロシア除外の世界選手権に皮肉 坂本の優勝に「本当の勝利ではない」露報道

 フィギュアスケートの世界選手権女子で初優勝し、笑顔を見せる坂本花織(中央)=25日、フランス・モンペリエ(共同)
 初優勝を果たし、日の丸を掲げ笑顔の坂本花織=モンペリエ(共同)
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 フィギュアスケートで、ロシアの名コーチとして知られるタチアナ・タラソワ氏(75)は26日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシア選手が除外された世界選手権(モンペリエ)女子の結果を受けて、「彼らは彼らの中で最高でしょう。我々の女の子なしでは本当の勝利ではない」とコメントした。ロシアメディア「スポルトエクスプレス」が報じた。同メディアは「タラソワは世界選手権での坂本の勝利を偽物と呼んだ」との見出しで報じた。

 同大会の女子は北京五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス)がSP、フリーとも1位の236・09点で初優勝を果たした。北京五輪金メダルのシェルバコワ、同銀メダルのトルソワ、4位のワリエワは除外された。

 タラソワ氏はSP後にも、坂本のスケートについて「20年前のスケート」と酷評していた。

 ただ、坂本の優勝得点は前年のシェルバコワの優勝得点233・17点を上回っている。

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