宇野昌磨が初の世界王者「すごくうれしく」フリーも自己新、歴代3位312・48点

 世界選手権男子で初優勝した宇野昌磨(共同)
 男子フリーで演技する宇野昌磨(共同)
 フリーの演技を終え、ガッツポーズする宇野昌磨(共同)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、モンペリエ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位で、平昌五輪銀、北京五輪銅メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)は202・85点、合計312・48点で初優勝を飾った。自身初のフリー200点超えで世界歴代4位、合計点は自身初の300点超えで同歴代3位の高得点となった。

 優勝インタビューでは「ショート、フリーともに、今シーズン最後になるということで、ステファン・ランビエル・コーチが納得できるような演技をしたいと思っていました。それはかなったと思いますし、なかなか優勝ということをとったことがなかったので、初めて世界選手権で1位になれたことに、すごくうれしく思います」と喜びを語った。

 4回転ジャンプが5本入る高難易度のプログラム。「振り付けしたときから、すごく体力の必要とするプログラムだと思っていましたし、4回転を5本挑戦する、今までで最高難易度だったので、すごい体力が難しいと。そして、今年1年で出来上がるのは不可能だと最初は思っていました」ともがき、苦しんだが、「それでも1年間やってきて、ちゃんとここまで、世界選手権で1位をとるところまで上り詰められたことにすごくうれしく思いますし、2019年ですかね、GPシリーズ、フランスで、すごいそこが自分の分岐点だったんですけど。再びこの舞台で素晴らしい成績をとれたことに感謝しかないです」と語った。

 演技では、宇野は冒頭の4回転ループを着氷。続く4回転サルコーも降りた。続く連続ジャンプは4回転トーループ-2回転トーループで着氷。トリプルアクセルも余裕を持って着氷させた。

 スピン、コレオシークエンスをはさみ演技後半へ。4回転フリップを着氷。4回転トーループはなんとかこらえ、トリプルアクセルからの3連続は最後のジャンプが1回転になった。

 演じたのは、帯同するステファン・ランビエル・コーチが振り付けた「ボレロ」。壮大な音楽にあわせて躍動した宇野はフィニッシュ直後にうなずき、納得したような表情を浮かべていた。

 これまでの自己ベストはフリーが197・36点、合計は2月の北京五輪で記録した293・00点だった。

 世界選手権は6度目の出場で、17、18年の銀メダリスト。平昌五輪も銀メダル。2月の北京五輪では銅メダルだった。

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