ウルフ・アロン、復帰戦ライバルは体重計?「ごまかし効かない」3カ月で20キロ減も

 柔道男子100キロ級で東京五輪金メダルのウルフ・アロン(26)=了徳寺大職=が28日、YouTubeでライブ配信を行った。昨夏の五輪以来の復帰戦となる全日本選抜体重別選手権(4月2、3日・福岡国際センター)に向けた大会前取材も兼ねて、異例の形で現状を報告。「畳に帰ってきた姿をたくさんの人に見てもらい、『ウルフ・アロンって面白いことも言うけど、意外と柔道も強いじゃん』と思ってもらえるようなパフォーマンスをしたい」と力を込めた。

 昨年はテレビ出演などでも大活躍だった金メダリスト。その一方で、畳から離れている間に体重は大きく増加。今年1月に再始動した時点では明らかに“100キロ超級”の丸くなったシルエットで、過去の最高体重だった118キロを「軽くではなく、重く更新した」と明かしていた。

 視聴者から、今大会で最もライバル視している選手について聞かれると、少し考え込んだ後に「前日(午後)6時に試合する“たいじゅう・けい”ってヤツですね」と苦笑い。どれだけ戦術を練ろうと、100キロを少しでもオーバーしてしまえば畳にすら上がれないだけに「ごまかしが効かない」と警戒心をMAXレベルに強めた。

 再始動から3カ月たったこの日はスリムな顔つきになっていたが、「見ての通り、かなり絞れてきていると思う。一番ひどかったときと比べると20キロ弱くらいは痩せている。(それまでに)どれだけ太っていたのかという話ですけど、年末までは練習もあまりやってなかったので」と告白。残りのラストスパートに自信をのぞかせつつも、「今までは前日計量が(午後)8時だったのが、6時になる。五輪の時は(計量後のリカバリーで)おにぎり28個だったが、今回は32個いきます、絶対」と謎の宣言をぶちかまし、周囲の失笑を買っていた。

 ただ、前日計量をクリアしても、当日計量に当たってしまうと、5%の105キロを超えていたら失格となる。「運営の方、僕を5%(=当日計量)に選ばないでください」と懇願していた。

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