陸上 高校日本記録保持者の佐藤圭汰「1500メートルで世界陸上出たい」
「陸上・THE MIDDLE」(29日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)
男子1500メートルが行われ、1500、3000、5000メートルの高校日本記録保持者の佐藤圭汰(洛南)が3分43秒77だった。自己ベストから6秒遅れたタイムに「(3分)40秒切りを目標にしていたが、最初から体が動かなくて…。多少緊張もしていた」と振り返った。
今大会は世界選手権(7月15~24日、オレゴン)の参加標準記録ペースで展開する中長距離チャレンジレースとして開催された。佐藤は先頭集団でレースを進めていたが、残り200メートルで失速。気温9度と非常に低かったこともあり「アップで温めていたが、スタートするときに寒いと感じた。その時点で固まっていたのかな」と反省した。ただ、すでに次のレースを見据え「1500メートルの感覚を確かめられた。後は上げていくだけ。次は絶対40秒切りできるように、さらにスピードを上げていきたい」と話した。
今春からは駒沢大学に進学する。すでに入寮しており「両親がやって来てくれたことを1人でやるのは大変」と慣れない家事に苦戦している様子。そんな新環境で目指す世界選手権に「1500メートルで世界陸上に出たい。標準記録を切るまではやっていきたい」と力を込めた。