新谷仁美「二度と走りたくない」撤回で世陸初選出 出場意思を書面で確認「期待している」
日本陸上連盟は29日、世界選手権(7月、米オレゴン州)のマラソン代表を決定した。女子は東京五輪8位の一山麻緒(ワコール)、大阪国際覇者の松田瑞生(ダイハツ)に加え、東京マラソンで一山に次ぐ日本人2位に入った新谷仁美(積水化学)を選出した。
新谷は“卒業宣言”を翻意し、34歳で初のマラソン代表となった。13年ぶりのフルマラソン挑戦となった東京では日本歴代6位の2時間21分17秒をマーク。レース後は「二度と走りたくない」と挑戦継続に否定的だったが、日本陸連は本人の出場意思を書面で確認したという。高岡寿成シニアディレクターは「(新谷は)1万メートル、ハーフの日本記録も持っている選手。マラソンでさらにいい記録、順位を期待している」と語った。