北京冬季五輪のノルディックスキー複合男子で銅メダルを二つ獲得した渡部暁斗(北野建設)が30日、日本選手団に和軽食を提供する栄養支援拠点を現地に設置した味の素の活動報告会に出席し「コロナ禍で日本に帰らずに(海外を)転戦しており、日本の食べ慣れた味に飢えていた。心の支えだった」と笑顔で感謝を話した。
北京五輪では2カ所置いた支援拠点の利用者数は昨夏の東京五輪や平昌冬季五輪を大幅に上回った。渡部暁は毎日利用したという。
5月で34歳となる渡部暁は「W杯で勝ちたい。もう一回自分の限界を超えることにチャレンジしようという気持ちは芽生えてきている」と力を込めた。