レスリング五輪金の須崎優衣、製造業入社でバルブに関心「似た形見ると『キッツだ』」
レスリング女子50キロ級で東京五輪金メダルの須崎優衣(22)が1日、長野県茅野市で行われたバルブ製造会社「キッツ」の入社式に出席した。出身地の千葉県に本社がある縁をきっかけに所属が決まり、競技に専念する傍ら広報担当として業務も行う。「パリ五輪に出場して金メダルを獲得するという目標を絶対に達成できるように頑張る。何事にも学ぶ姿勢で、レスリングも仕事もチャレンジ精神と熱い情熱を持って頑張りたい」とフレッシュに語った。
この日は入社式の前に工場見学も行った。先輩社員の働く姿を目の当たりにし、「バルブ1つを作るのに、たくさんの方が協力していることに感動した。私はレスリングという道だが、皆さんが朝早くから頑張る姿を見て、(競技で)また頑張ろうと思いました」と発奮した。
また、入社が決まってからは、日常生活の中でも水道を見るとバルブに注意が向くようになったという。「気になったりもするし、バルブの(自社製品と)似たような形を見つけると『あ、キッツだ!』と思うことが増えました」と笑いながら明かした。