五輪金の登坂、第一線退く レスリング女子、28歳で

 2016年リオデジャネイロ五輪レスリング女子48キロ級金メダルの登坂絵莉(28)が第一線を退いたことが1日、関係者の話で分かった。昨年8月に第1子を出産。3月31日に所属先の東新住建を退社し、自身のインスタグラムに「またマットに戻ることも考えておりましたが、日々過ごしていく中でこの決断に至りました」と記した。

 富山県出身の登坂は愛知・至学館高、至学館大で活躍。片足タックルを得意とし、13年から世界選手権を3連覇した。リオ五輪後は左膝など度重なるけがに苦しみ、昨夏の東京五輪代表を逃していた。

 今後については「家族とともに前進していきたい」とつづった。

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