故斉藤仁氏次男の斉藤立、初戦で世界王者に“下克上”の金星 初Vへ弾み 全日本体重別

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(3日、福岡国際センター)

 10月の世界選手権(タシケント)代表選考会を兼ねて行われた。男子100キロ超級1回戦で、故斉藤仁氏の次男・斉藤立(たつる、20)=国士舘大=が、21年世界王者の影浦心(26)=日本中央競馬会=と対戦。足車で技ありを奪ってから抑え込んで、1分45秒「合わせ技一本」で下し、金星を挙げた。

 格上相手に完勝で“下克上”を果たした。斉藤は身長192センチ、体重160キロ超の巨体から繰り出す切れ味鋭い投げ技が持ち味。昨年11月のグランドスラム・バクー大会でシニアのワールドツアーを初制覇し、パリ五輪代表候補として名乗りを上げた。その後は左膝を負傷していたが、3月の東京都選手権で復活優勝。今大会は、東京五輪代表の原沢久喜や影浦ら国内トップ8人によるハイレベルなトーナメントで初の頂点を狙う。

 今年の世界選手権代表は、体重無差別で争う全日本選手権(29日、日本武道館)後に決まる。

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