古賀稔彦氏の次男玄暉、五輪王者・高藤から金星「パリに近づく」一周忌にささげるV2

優勝し、雄たけびを上げる古賀(左)
高藤(右)に出足払いで一本勝ちする古賀
高藤(下)に出足払いで一本勝ちし雄たけびを上げる古賀
3枚

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(3日、福岡国際センター)

 10月の世界選手権(タシケント)代表選考会を兼ねて行われた。男子60キロ級決勝で、バルセロナ五輪金メダリストの故・古賀稔彦さんの次男、古賀玄暉(23)=旭化成=が、東京五輪金メダルの高藤直寿(28)=パーク24=に2分1秒出足払いで一本勝ちし、2連覇を果たした。

 胸を借りた五輪王者から大金星を奪った。古賀は得意の足技で高藤を完璧に投げ切り、会場をどよめかせた。「高藤選手と初めて戦って、しぶとく最後まで戦っていけば絶対にチャンスがあると思っていた。プレッシャーはなく、自分に失うものはないと思って思い切って戦った」と汗を拭った。

 昨年は大会直前に父稔彦さんが亡くなった悲しみを乗り越え、初優勝。世界選手権に初出場したが、結果を残せなかった。24年パリ五輪に向けては、高藤や永山竜樹(了徳寺大職)らトップ選手が出そろった今大会で優勝することが求められる状況だった。

 「ここで勝たないと次の大会につながらないと思っていた。世界選手権に出て金メダルを取ってやっとパリ五輪に近づくと思っていたので、ここは何としても優勝しないとと思っていた」と胸をなで下ろし、「小さい頃から金メダルを取るのが夢であり目標。そこに向かって1つ1つ頑張っていきたい」と力を込めた。

 ◆古賀玄暉(こが・げんき) 1998年12月19日、神奈川県出身。3歳から古賀塾で柔道を始めた。昨春日体大を卒業し、旭化成に入社。170センチ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス