飛び込み・玉井が須磨学園高に入学「人間力も競技力も上げたい」24年パリ五輪メダルへ
昨夏の東京五輪男子高飛び込みで7位入賞した玉井陸斗(15)が9日、兵庫県神戸市の須磨学園高等学校に入学した。自分の体よりも一回り大きな制服に身を包み「競技も勉強も充実させていきたい。人間力も競技力も上げていきたい」と笑顔を見せた。
入学の経緯について「水泳部(競泳)が強くて、一緒に全国大会に出れる。一緒に頑張っていこうと意気投合した」と話した。度重なる遠征や代表合宿で授業に出席できないこともあるが「勉強も食らいついていきたい。やるからには一番上を目指したい」と手は抜かないつもりだ。
練習拠点はJSS宝塚のまま変更はなく、馬淵崇英コーチの元で練習に励む。「中卒じゃなくてよかったな。世界選手権に向けて頑張っていこう」と冗談を交えながら祝福されたという。
世界選手権(6~7月、ブダペスト)、アジア選手権(9月11~16日、杭州)の代表に決まっている玉井。「表彰台に乗れるように頑張りたい」と意気込み、高校3年で迎える24年パリ五輪についても「日本飛び込み界初のメダルを獲りたい」と力を込めた。