ロシア、北京メダリストの報奨 外車から現金に変更 平昌金ザギトワは800万BMWも
ロシアは2月に行われた北京五輪でメダルを獲得した選手への報奨について、従来の外国製の車ではなく、現金で支給することを決定した。10日、国営通信社「タス通信」などが報じた。ウクライナ侵攻による制裁措置により、海外製の車を購入できないためとみられる。
これまでロシアでは五輪でメダルを獲得した選手に対して、プーチン大統領が開く、勲章授与式で高級車が贈呈されるのが通例となっていた。10年バンクーバー五輪ではアウディ、14年ソチ五輪ではベンツで、18年平昌五輪のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワには、約800万円相当のBMWが贈られていた。
金メダリストには400万ルーブル(約620万円)、銀には250万ルーブル(約380万円)、銅には170万ルーブル(約260万円)が支払われる。