フィギュア・露外し継続か 21カ国がISU総会参加禁止要求 年齢制限議論に影響も 露報道
ロシアのスポーツ専門局「マッチTV」は15日、今夏の国際スケート連盟(ISU)の総会について、21カ国の連盟がロシアとベラルーシの参加禁止を要求したと報じた。また同総会において、両国からの役員選出の禁止も要望されているという。24日のISU理事会で議論される。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアとベラルーシは国際大会の撤退、国際大会への参加除外などの制裁を受けている。北京五輪後の世界選手権には、同五輪女子金メダルのシェルバコワ、同銀メダルのトルソワ、世界最高得点保持者のワリエワらが参加できなかった。来季に向けて、両国の扱いに焦点が集まっている。6月にプーケットで開催される総会では、フィギュアスケートのルール改正も議題となっており、ロシアが反対する年齢制限の引き上げも議論される見込み。
現在、ISU副会長を務めるロシアのラケルニク氏は今年で任期満了で、ISU理事不在となれば、影響力の低下は避けられない情勢となりそうだ。
24日の理事会では、来季のGPシリーズ・ロシア杯の開催移転なども議論されるという。