「カーリング・プレーヤーズ選手権」（１５日、トロント）

　日本から唯一参戦となった世界ランク５位で、北京五輪女子銀メダルのロコ・ソラーレは、第４戦で世界ランク１６位のチーム・マッカービル（カナダ）に９－２で圧勝し、３勝目をあげ、８チームによる決勝トーナメント進出を決めた。

　０－１で迎えた第３エンドに３点のビッグエンドを作り、主導権を握ると、第５エンドには４点と再びビッグエンドで試合を決定付けた。第６エンドに２点をスチールしたところで、相手がコンシードした。中継を担当するＣＳテレ朝チャンネルの公式ツイッターによると、スキップの藤沢は「久しぶりに予選突破できたので良かったなあー」と、ホッとした表情を浮かべていたという。

　ロコ・ソラーレはこの大会４度目の出場。過去３大会は８強に止まっている。準々決勝は日本時間１７日の午前１時からで、相手は大会２連覇中（１８－１９年、２０－２１年シーズン優勝、１９－２０シーズンはコロナ禍で中止）で、世界ランク６位のチーム・エイナーソン（カナダ）に決定。今大会ここまでカナダのチームに３連勝しているロコ。悲願の４強入りを狙う。

　◆プレーヤーズ選手権

　ワールドカーリングツアーの最高峰大会・グランドスラムの１つで、男女世界ランク上位１６チームが出場する。賞金総額は１７万５０００カナダドル（約１７４０万円）。ロコ・ソラーレは１７－１８年シーズン、１８－１９年シーズン、２０－２１シーズンに続いて４回目の出場（１９－２０年シーズンは新型コロナウイルスの影響で大会中止）。いずれもベスト８となっている。