柔道東京五輪銅メダル芳田司「もっともっと高みを目指せる」 皇后盃は「挑戦者として」
体重無差別で争われる柔道の全日本女子選手権(横浜武道館)へ向けた前日会見が16日、オンラインで行われた。初出場の東京五輪57キロ級銅メダル、芳田司(26)=コマツ=は「挑戦者として出しきって、いい試合がしたい」と力を込めた。
昔からこの大会に意欲を示していたものの、ケガのリスクもあり回避していた。だが五輪後「根本的に試合がしたいと思った。もっともっと高みを目指せるんじゃないかという気持ちがあった」と心境が変化。今回の出場に至ったという。
自分よりもはるかに重い選手と対戦することになるが「パワーは勝てない。動いて揺さぶりたい」とプランを語った。練習では「70キロいかないぐらい」の男子選手との稽古で対策を重ねている。
会見では「本当に挑戦。試合をしてみないと分からないどきどきがある。楽しみ」とニヤリ。「個人戦につながる大会にしたい。相手が攻められないくらい攻めたい」。2024年パリ五輪の頂点を目指し、手応えをつかむ。