3月左膝手術の五輪女王・素根輝を9月アジア大会代表に選出 補欠は朝比奈沙羅

 素根輝
 優勝を果たし、皇后杯を手に笑顔を見せる冨田若春(代表撮影)
 準決勝で橋本朱未に反則負けで敗れ、3位となった朝比奈沙羅(代表撮影)
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 全日本柔道連盟は17日、横浜市内で強化委員会を開き、世界選手権(10月、タシケント)および、アジア大会(9月、中国・杭州)の女子代表を選出した。この日、最重量級の最終選考会を兼ねて行われた全日本女子選手権を制した冨田若春(コマツ)を、世界選手権78キロ超級代表に選出。また、アジア大会同級代表には、東京五輪金メダルの素根輝(パーク24)を選んだ。素根は3月に左膝を手術し、4月の全日本選抜体重選手権(福岡)、全日本選手権と選考会を続けて欠場していた。

 一方、新型コロナウイルス感染のため全日本選抜体重別選手権を欠場し、今回の全日本選手権も3位に終わった21年世界女王の朝比奈沙羅(ビッグツリー)は、代表から落選。アジア大会の選考について、日本女子の増地克之監督は「(候補は)朝比奈か素根のどちらかだったが、今回(全日本選手権)の朝比奈選手が(優勝などの)結果を収めることができなかった事を踏まえ、東京五輪金メダリストの素根選手の方がアジア大会で金メダルを獲る可能性が高いと(判断した)。膝(の回復具合)が判断材料になるが、朝比奈選手よりも可能性が高い」と話した。

 ただ、今回の選考はケガの回復の見込みを考慮していないといい、5月の期限までに素根が辞退した場合は、補欠の朝比奈がアジア大会に出場する可能性もある。

 2大会の代表メンバーは以下の通り。

 ◆世界選手権・女子代表

 48キロ級=渡名喜風南(パーク24)、角田夏実(了徳寺大職)

 52キロ級=阿部詩(日体大)

 57キロ級=舟久保遥香(三井住友海上)

 63キロ級=堀川恵(パーク24)

 70キロ級=田中志歩(JR東日本)、新添左季(自衛隊)

 78キロ級=浜田尚里(自衛隊)

 78キロ超級=冨田若春(コマツ)

 ◆杭州アジア大会・女子代表

 48キロ級=古賀若菜(山梨学院大)

 52キロ級=志々目愛(了徳寺大職)

 57キロ級=芳田司(コマツ)

 63キロ級=鍋倉那美(了徳寺大職)

 70キロ級=大野陽子(コマツ)

 78キロ級=梅木真美(ALSOK)

 78キロ超級=素根輝(パーク24)

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