女子重量挙げ・三宅宏実さん 国際連盟理事に 日本女性初 ロンドン五輪48キロ級で銀

 日本重量挙げ協会は18日、女子で2012年ロンドン五輪48キロ級で銀メダリストの三宅宏実さん(36)が国際重量挙げ連盟(IWF)のアスリート委員会副委員長に選任され、理事になったと発表した。日本協会によると、日本からの女性理事は初。

 三宅さんはロンドン五輪で日本五輪史上初の父娘メダルに輝いた。16年リオデジャネイロ五輪では3位に入り、2大会連続のメダル。夏季で日本女子最多に並ぶ5大会連続出場を果たした東京五輪後、現役引退した。所属先のいちごでの指導に加えて、4月からはナショナルチーム女子のコーチも務めている。

 三宅さんは重量挙げ一家で生まれ育ち、父で日本協会の三宅義行会長も、過去に国際連盟の理事を務めている。義行会長は68年メキシコ五輪で銅メダルを獲得した。

 ◇三宅宏実(みやけ・ひろみ)1985年11月18日、埼玉県新座市出身。五輪は2004年のアテネから5大会連続で出場。12年ロンドンは重量挙げ女子初の表彰台となる銀メダル、16年リオデジャネイロは銅メダル。昨年の東京は記録なしに終わり、引退を表明した。父・義行氏は1968年メキシコ五輪で銅。伯父の義信氏は64年東京、68年メキシコ両五輪で金。2012年度ホワイトベア・スポーツ賞受賞。

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