ラグビー神戸FWコーチ・カンバーランド氏が急死 自宅寝室で意識ない状態で発見
ラグビーリーグワン1部の神戸(旧神戸製鋼)は18日、ヘッドフォワードコーチのスティーブ・カンバーランド氏が17日に死去したと発表した。57歳。関係者によると現時点で死因は不明だという。
カンバーランド氏は16日の埼玉戦(熊谷)にも帯同。同日夜に新幹線で神戸に戻った。翌日、コーチミーティングに姿を見せず、ニュージーランドに住む家族からも連絡が取れないと伝えられた。
チーム関係者が神戸市内の自宅へ確認に行くと寝室で意識がない状態で発見された。持病などもなく、次節の東京ベイ戦(23日、江戸川区陸上競技場)に帯同する予定だった。
同氏は08年から神戸製鋼のコーチに就任。16年には同じ関西の近鉄(現花園)に移った。18年に再び神戸製鋼でフォワードコーチとして復帰し、同年にトップリーグ優勝に導いた。新リーグのリーグワン開幕前の21年10月からヘッドフォワードコーチとなり、名門を支え続けてきた。
神戸の選手にはこの日、チームミーティングで亡くなったことが報告された。全体練習の予定だったがメンタル面も考慮して急きょ個人練習となった。今季の神戸は現在5勝8敗の7位。優勝をかけて戦う上位4チームによるプレーオフ進出は絶望的となっている。