樋口新葉 五輪後右すね骨折していた「レントゲンが真っ白になっていた」
北京五輪フィギュアスケート団体で銅メダル、女子5位の樋口新葉(明大)が22日、明大駿河台キャンパスで取材に応じ、1週間前に右すねの疲労骨折が判明したことを明かした。
北京五輪後から痛みを感じていたといい、「隔離の時に痛くて痛くて練習できなかった。スポンジも入れたりした」。その時は病院は受診せず、3月の世界選手権は強行出場。「痛みはあったが(世界選手権を)諦めたくなかった」と今シーズンを強い意志で戦い抜いたという。
シーズンも終了し、1週間前に病院を受診。疲労骨折が判明した。「(医者に)これで滑っていたのかと言われた。レントゲン(の骨の部分)が真っ白になっていた」。全治は「言われてない」とし「治すことが最優先。1カ月は絶対休む。滑りながらだともう少しかかると思う」と話した。
樋口は21日に日本スケート連盟が発表した22-23年度の特別強化選手に選出。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪出場にも期待が懸かるが「1年1年区切って考えたい。1つの目標、小さい目標を作って今までやって来た。スケートを楽しむ気持ちを一番に考えてやりたい。」と話した。