日本初上陸「Xゲーム」13歳の神対応にファン興奮「かわいい」「ナイスガイ」
「Xゲーム・千葉大会」(22日、ZOZOマリンスタジアム)
日本初上陸のアクションスポーツの祭典が開幕した。スケートボードのバート男子は、13歳のギー・クーリ(ブラジル)が3位で銅メダルを獲得。競技後には、集まった日本の観客に対してサインや記念撮影にも応じるなど、ファンサービスでも魅了した。
バーチカル(垂直)に近いランプでトリック(技)を争う「バート」で、ブラジルの13歳が魅せた。19年Xゲーム・ミネアポリス大会では史上最年少の10歳で出場を果たしていた逸材で、3回目の出場となる今回は3種目にエントリー。152センチ、36キロという小柄な体から繰り出す、大胆不敵な妙技で表彰台に上がった。
ファンをとりこにしたのは超絶トリックだけではなかった。表彰式後は、コース周辺に集まった日本のファンの呼びかけに、あどけない笑顔で手を振りながら、各自のスマートフォンでの撮影にも応諾。さらに、即席でサインやグータッチにも応じるなど“神対応”で沸かせ、ファンからは「かわいい」「ナイスガイ!」と歓喜の声が漏れた。持参したスケートボードにサインをもらった子供も「やったー」と興奮した様子だった。
「Xゲーム」は1995年に米スポーツ専門局ESPNが創設した、エクストリームスポーツの総合大会。夏季はスケートボードやBMXフリースタイル、モトクロスなど、冬季はスノーボードやフリースタイルスキーなどが行われており、世界中で根強い人気を誇る。
米国を中心に10カ国以上で開催されてきたが、日本での開催は今回が初めてとなる。日本勢では今回、東京五輪メダリストの四十住さくら(20)、開心那(13)、中山楓奈(16)らが出場しており、23日からはストリート男子で東京五輪金メダルの堀米雄斗(23)も登場する。