「Ｘゲーム・千葉大会」（２３日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　スケートボードのパーク女子決勝が行われ、東京五輪金メダルの四十住さくら（２０）＝ベンヌ＝が初優勝を飾った。２位には東京五輪銀メダルの開心那（１３）、３位には手塚まみ（２０）が入り、日本勢で表彰台を独占の快挙。日本勢が１、２、４位に入った昨夏の五輪に続き、パーク女子における日本のレベルの高さを改めて誇示した。

　四十住は大技の５４０やヒールフリップインディーを決めるなど安定感ある滑りで、世界最高峰のプロが集まるＸゲームを初制覇した。日本勢での表彰台独占には「日本初開催で、日本人が全部表彰台というのはすごいこと」と歓喜。大会中もお互いに会話することで緊張が薄まる面もあるといい、「五輪前から日本人が強くなって刺激になる」と語った。

　２位の開は「メダルを獲れてすごくうれしい」と笑い、日本勢での上位争いには「みんなで高め合えている」と感謝。また、３位の手塚は「ずっと日本のスケーターも待っていた大会。どの大会より（招待制で）敷居が高いし、ずっとテレビで見ていた大会に出られてうれしかった」と語った。