埼玉 逆転勝ちで12連勝 後半一挙30点 坂手主将「役割を最終的に果たした結果」
「ラグビー・リーグワン、横浜24-33埼玉」(23日、日産スタジアム)
3試合が行われ、A組の埼玉は横浜に33-24で逆転勝ちし、12連勝で12勝2敗とした。横浜は9勝5敗で5位に後退した。
後半の埼玉は強かった。前半を3-17で折り返したが、CTBライリーの2トライなどでハーフタイム以降に30得点を挙げ逆転勝利。フッカー坂手主将は「勝ちを得ることができて良かった」と、プレーオフ進出も決めて喜びを口にした。
後半での逆転勝利は今季5試合目。埼玉にはリザーブに19年W杯日本代表のフッカー堀江、プロップのバルらが控え、この日も同6分に同時投入された。チームは終盤にかけ強度が落ちるどころか、さらに高まり横浜に畳み掛けた。ディーンズHCは「前半の選手たちが相手のエナジーを吸い取ってくれるおかげ」と一丸での勝利を強調した。
今季はここまで開幕2試合の不戦敗後12連勝でプレーオフにたどり着いた。リーグでは20年からの連続不敗も29試合(28勝1分け)に伸ばした。
「これまで負けてもおかしくないゲームはあった。そこで勝ちきるのは全員の役割を最終的に果たした結果」と坂手。盤石の強さを見せる埼玉がリーグワン初代王者へ突き進む。