陸上 100M日本記録保持者の山縣亮太、負傷の右膝回復は「順調」 復帰時期は未定

 セイコーの陸上教室に参加した山縣亮太
 セイコーの陸上教室で小学生を前にウォームアップを実戦する(一番左の)山縣亮太
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 陸上男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(29)=セイコー=が29日、織田記念国際が行われるエディオンスタジアム広島でセイコーのイベントに参加し、報道陣の取材に応じた。昨年10月に手術した右膝について、「回復は順調」と明かした。

 山縣は昨年、日本選手団主将として挑んだ東京五輪直後の練習で負傷し、手術を受けた。回復途上のため、地元・広島で開催される織田記念国際の出場は見送った。見据えるのは24年パリ五輪。「しっかり完全に直したい思いが強い。練習や試合をするよりは、もっと時間をかけて、体の機能改善も含めて時間を割きたい」と説明した。

 今季は「マイペースな挑戦になる」という。今後については、「出られるなとなればその都度で判断したい。あまりこの大会に出るために、スケジュールを逆算して動くことはせずに、足の状態を第一優先に動きたい」とプランを描いた。

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